
家づくりの資金計画では、「総額でいくら必要か」「どの資金で払うか」「いつ支払うか」「入居後も返済を続けられるか」を一緒に整理します。建物の本体価格だけで予算を決めず、見積りの範囲と未確定の費用を確認しましょう。
この記事は2023年4月公開の記事を、2026年10月23日に内容確認・更新したものです。
1.必要な費用を整理
土地代、建物工事、外構・給排水などの付帯工事、登記や融資の諸費用、引越しなどを一覧にします。地盤補強や解体、設備の追加など、敷地や計画によって必要になる費用も確認します。
見積りに含む費用・含まない費用
本体工事・付帯工事・諸費用の比率は、土地と工事内容、見積りの範囲によって変わります。「本体が総額の70%」「本体価格に30%を足せばよい」と一律に計算せず、各見積りに含むもの・含まないものを確認してください。
2.使う資金と残す資金
家づくりに使う自己資金と、生活の予備費や今後の教育・車・老後などのために残す資金を分けます。必要な自己資金を一律に20%としたり、100万円あれば安心と決めたりすることはできません。
自己資金を使う時期と手元資金
頭金、諸費用、土地や工事中の支払いなど、自己資金が必要になる時期も確認しましょう。借入額を減らすことと、手元の余裕を残すことの両方を考えます。
3.家計とローンを比較
現在の手取り収入と生活費、他の借入れ、将来の支出を整理します。税金・保険・光熱費・修繕など、入居後の住宅費も含めて、毎月続けられる支払いを考えましょう。
ローンを比較する条件
借入希望額、金利、期間、返済方法、手数料などをそろえて、月々の返済額と総支払額を比べます。収入が変わる場合、退職後も返済が残る場合、変動金利が上がる場合なども試算します。金融機関の審査上の借入可能額と、家計に合う額は分けて検討してください。
4.支払日と融資日を確認
土地の契約・決済、工事契約、工事中、引渡しなど、支払いの金額と予定日を確認します。住宅ローンの実行時期と合わない支払いがある場合は、必要な資金と対応方法、追加費用を金融機関に確認しましょう。
土地の契約・決済
支払予定日と金額を確認
使う資金と用意できる日を記録
契約・工事中
契約書の支払い条件を確認
各回の金額・期日と資金を照合
引渡し
残金や諸費用の支払いを確認
融資の実行日と支払日を照合
支払いの整理例です。順序・回数・金額は契約と融資条件で確認し、資金が必要な日までに用意できるかを相談します。
契約・補助金の支払い条件
契約前に、工事の範囲、追加や変更の費用、支払い条件、引渡し条件を確認します。補助金などを計画に入れる場合も、利用条件と受け取り時期が確定しているかを確認し、未確定の資金を当然に受け取れるものとして扱わないようにします。
5.変更時は計画も更新
間取りや設備を変更したときは、工事の総額だけでなく、自己資金と借入れ、支払い時期、入居後の家計も見直します。家族で優先したい条件を共有し、未確定の費用と予算の余裕を記録しておくと比較しやすくなります。
総予算の相談について
今工務所では、五所川原周辺の土地・建物・付帯工事・諸費用を含めた総予算をご相談いただけます。具体的なローンの利用条件や借入可否は、金融機関と確認して進めましょう。
公式試算ツールと利用上の注意
試算の参考:住宅金融支援機構「住宅ローンシミュレーション」。家計と将来の予定を含む資金計画や、諸費用を含む返済プランの比較に利用できます。試算結果は融資の承認や将来の返済条件を保証するものではありません。

